第14回 全国フィールドシンポジウムin沖縄

第14回 全国フィールドシンポジウムin沖縄

奄美大島・徳之島・沖縄島やんばる・西表島が世界自然遺産に登録されるなど、世界でも特殊な自然環境を有する亜熱帯地域における外来種問題は深刻です。日本の野外に生息する外国起源の生物の数はわかっているだけで約2,000 種であるのに対して、沖縄県内では確認されているものだけでも植物で 700 種以上、脊椎動物で 150 種以上、無脊椎動物で 500 種以上に達しています。このため、行政が中心となって外来種対策を進捗させているところです。
沖縄地方における精力的な取り組みとして、那覇市内の国道58号線沿いにおける外来アリ防除、やんばるの大宜味村田嘉里における外来植物防除の現場等を観察した後、県外事例とともに外来種対策に関する最新の技術や考え方を議論し、官民学による外来種防除の展開に資するフィールドシンポジウムを開催します。

<公益社団法人土木学会認定プログラム>

月日

2024年 11月2日(土)−3日(日)

内容

外来種防除に関するフィールドツアーとシンポジウム

フィールドツアー(11/02)
  • 外来アリ防除現場:泊いゆまち付近倉庫
  • 外来植物ツルヒヨドリ等防除現場:大宜味村田嘉里区内河川及び耕作地等
シンポジウム(11/03)

基調講演

  • 吉村正志(環境省沖縄奄美自然環境事務所)「機関横断的な協働で挑む,亜熱帯島嶼地域沖縄における外来種監視と防除」

一般講演

  • 和宇慶剛(沖縄県環境部自然保護課)「沖縄県の進める外来種対策」
  • 上開地広美(沖縄県外来種対策事業検討委員会作業部会/ (株)Endemic Garden H)「やんばる地域における外来植物対策の現状」
  • 宮本真琴(沖縄県環境科学センター/リュウキュウアユを蘇生させる会)「やんばるのダム湖における外来種対策」
  • 藤井和也(福田水文センター/然別湖生物多様性保全協議会)「然別湖におけるウチダザリガニ対策の「これまで」と「これから」」
  • 中井克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)「水辺の外来種問題:昨今の動向と考え方」

パネルディスカッション「外来種対策の技術、官民学・地域連携の重要性について」

参加申込方法

こちらの参加申込フォームからご登録ください。定員(フィールド観察:30名・シンポジウム:50名:先着順)になりましたら、締切とさせていただきます。

参加費

フィールドツアー:無料 ・シンポジウム:1,500円

チラシ

詳細チラシはこちらからダウンロードできます。

主催

一般社団法人応用生態工学会 普及・連携委員会(那覇)

準備更新記録
  • 20241022:詳細チラシを更新しました。
  • 20240930:参加申込方法を追記しました。
  • 20240927:開催案内Webページを公開しました。